ミミズ日誌

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 自己防衛のために体内に大量に金属を蓄える植物の記事の内容を
 調べているうちに、発見。
 

James Owen
for National Geographic News
October 7, 2008

 有害廃棄物をエサにする“スーパーミミズ”が見つかった。新たに進化した種とみられており、汚染された工業用地の浄化に役立つ可能性もあるという。

 イギリスのイングランド地方やウェールズ地方などにある鉱区の土壌から、鉛、亜鉛、砒素、銅などの重金属を好んで食べる“ヘビーメタル・マニア”のミミズが発見された。

 新たに見つかったミミズは摂取した金属を若干異なる形に変えてから排泄する。排泄物は元の金属よりも植物が吸い上げやすい形状であり、植物に吸収させた上で刈り取れば土壌を浄化すること(ファイトレメディエーション)も望めるという。

 この研究を率いるイギリスのレディング大学のマーク・ハドソン氏は、「信じられないほどの高濃度の重金属にも耐性があるミミズで、むしろ重金属の存在が進化を促したように思える。何しろ、普通の家の裏庭から採取したミミズを放したら死んでしまうような土壌に生息しているのだ」と語る。

 研究チームが鉛を食べるミミズのDNA分析を実施した結果、このミミズは新たに進化した未知の種であることが確認された。このほかにも、イングランド南西部で見つかった砒素までエサにする個体群など、2種類のミミズに新種の可能性があるという。

 ハドソン氏らのチームは、こうしたスーパーミミズに強力なX線を照射し、塩の結晶の1000分の1の大きさしかない金属の粒子を追跡した。その結果、砒素への耐性があるスーパーミミズは、特別なタンパク質で砒素を包み込んで不活性化し、体に影響のない安全な状態にしていることが示唆された。ウェールズ地方の鉛を食べるスーパーミミズも、同様にタンパク質を使って体内で金属を無害化していることが分かっている。

 スーパーミミズの体内を通過した後の金属粒子にどの程度の毒性が残っているのかは、周囲を包むタンパク質の分解に長い時間がかかるため、いまのところはっきりしていないという。「だが、スーパーミミズが排泄した金属は地中から植物が吸い上げやすい状態になっていることが実験では示唆された。スーパーミミズ自身にとっては排泄物を無害化する必要もないはずだが、まるで植物のために変換を請け負っているかのようだ。採鉱や重工業などで汚染された土地の浄化にスーパーミミズを利用すると有効かもしれない」とハドソン氏は期待する。

 同氏は、「長期的な目標として、養殖したスーパーミミズを汚染地域に放し、植物を利用して毒性のある金属を抽出することで土壌や生態系の回復を促進する方法を考えている」という。さらに研究が進めば、植物を利用して金属を採集することも可能になるかもしれない。

「実現するかどうかは分からないが、いずれは植物から金属を効率的に取り出す方法を開発して、産業に役立てられるようになる可能性もある。植物を刈り取ってそのまま処理工場に運びさえすればよくなるかもしれない」と同氏は話している

 ウェールズ地方にあるカーディフ大学のピーター・キリー氏は、やはり金属を食べる虫を研究する1人だが、この研究について次のように述べている。「新種のスーパーミミズがどんなに有能であっても、1~2年で終わる人工の浄化プロセスには太刀打ちできないだろうが、汚染された土壌に蓄積された金属量の診断に利用すれば、非常に優れた手段となるだろう」。



 地域の生態系や資金・時間・土地・人などの資源の問題など多々あると思いますが、
 国内で、このような機能を持つミミズや植物を大規模に投入して、
 10年、20年くらい実験できないものでしょうか。

 管理は年に一度植物の刈り取りやミミズの再投入とか・・・




 
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